そりゃ反則だよ、おばちゃん
2007-12-11


誕生日に自転車を買ってもらった。
そして今日、ちょっとした外出で、いつもは車を出すところを自転車で行ってみることにした。
ウキウキ、チャリンコライフの始まりである。

いやぁ、これが実に快適! 6段変速、いいじゃないか!!
面白いように風を切って走る。だがあまりスピードを出してはいけない。
なんせ私には、高校時代の自転車通学で事故りまくった前科がある。それによって夢だったバイク乗りへの道を断たれた身だ。しょっぱなから事故るわけにはいかない。
ここで事故って、バイク禁止どころか、二輪禁止になってチャリまで取り上げられるわけにはいかないのだ。

ところがまぁ、これが気持ち良いのだ。
4速まで行くとずいぶんとスピードに乗る。 「5速、行っちゃうか?いやいやいや、待て待て自分。ここでそんなに飛ばしてどうする!? また事故って、チャリまで取り上げられてもいいのか?」 心の声が問いかける。そこで我に返り、5速を諦めた、その時だった。
歩道を走る私の横の車道。そこに1台のママチャリがスーッと来て横に並んだ。緩やかな勾配があるとはいえ、ママチャリごときに我がROVER君が並ばれたとあっては黙っていられない。迷わずにギアを5速に入れた、まさにその時だった。
スイ〜ッと、ママチャリが前に出て、ぐんぐん引き離されていくではないか!

「なっ、なにぃっ!?」

頭に血が上る。こんなところでおばちゃんのママチャリごときに負けるわけにはいかないのだ!6速にギアを上げようとしたその時、そのママチャリに装備された白い塊が目に飛び込んできた。

「で、電チャリだとぉぅっっ!?」

おばちゃんのママチャリには、バッテリーが装備されていた。
そう! なんとおばちゃんのチャリは電動アシスト自転車だったのである。
それを見て6速にギアを入れるのを押し留まり、悔しいながらも、心にリベンジを誓い、また4速まで戻したギアで、家路を急いだYaguなのだった。
[ひとりごと]

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